Citations:神髄

Definition from Wiktionary, the free dictionary
Jump to: navigation, search

Japanese citations of 神髄

  • 1891, 陸羯南, 近時政論考:
    「空理を後にして実用を先にす」とは国富論派の神髄なり。
  • 1901, 黒岩涙香, 幽霊塔:
    只是だけの事で、何の驚く可き所もないけれど余は身体の神髄から、ゾッと寒気を催して、身震いを制し得ぬ、先生も何だか神経の穏かならぬ様な声で「茲に秀子の前身と後身が有るのです」と云い、今度は自分で彼の仏壇の様な戸を開き掛けた、余は物に臆した事のない男だけれど、自分で合点の行かぬほど気が怯だ、何でも今が、恐ろしい秘密の露れ来る間際に違いない、人生に於ける暗と明との界であろう、先生の此の次の言葉が恐ろしい、恐ろしいけれど又待ち遠い、胸の底から全身が固くなって殆ど息を継ぐ事も出来ぬ。
  • 1934, 夢野久作, 梅津只圓翁伝:
    国粋中の国粋たる能楽の神髄を体得してこれを人格化し凜々たる余徳を今日に伝えて来たか。
  • 1937, 長谷川時雨, 市川九女八:
    「師匠の芸の神髄を掴んだ、と思ったのは真似だけだったのか――師匠は、女団洲なんて、嫌だったろうなあ。
  • 1944, 岸田國士, 荒天吉日:
    一、「アツツ」島守備部隊は五月十二日以来極めて困難なる状況下に寡兵よく優勢なる敵に対し血戦継続中の処、五月二十九日夜敵主力部隊に対し最後の鉄槌を下し皇軍の神髄を発揮せんと決意し全力を挙げて壮烈なる攻撃を敢行せり。
  • 1950, 折口信夫, 日琉語族論:
    神主をさすことの多くて、之を神髄なる神といふ風に解してもよい訣だ。
  • 1954, 北大路魯山人, 欧米料理と日本:
    体当たりの経験の乏しいために、日本の料理の神髄を知らない。