Citations:訝る

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Japanese citations of 訝る

  • 1897, 清水紫琴, したゆく水:
    訝りながら御門を這入る、まだ四五間の植込みを、二歩三歩と思ふ間に。
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  • 1897, 清水紫琴, 葛のうら葉:
    訝り集ふ人々の、贔負心に冷笑ふ、これも名残の一ツなると。
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  • 1901, 黒岩涙香, 幽霊塔:
    其の様は「アノ様な恐ろしい所へ」と訝り問うように見えた。
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  • 1905, 蒲原有明, 『聊斎志異』より:
    こを訝りて、早馬にて行きつけば、道士新に屋を建つるとて、耐冬樹一もと障へたるを、工師今しも斧を当てむとするなり。
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  • 1920, 牧野信一, 嘆きの孔雀:
    となると、私にもつとも不思議な事は、孔雀が、かくまで美しい孔雀が、到底私達の世界では想像するさへ許されぬ程荘麗な孔雀の姫に、どうして悲しみなどゝいふものがあるのだらう、と訝らずには居られなくなりました。
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  • 1920, 牧野信一, 首相の思出:
    老人はどういふ気でこんなつまらない物を大切に蔵つて置いたのだらう、と云つて訝りました。
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  • 1922, 大町桂月, 粕壁夜行記:
    『千葉に行きし時は達者なりしに』と訝れば、『あの時は達者なりき。
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  • 1923, 松本泰, P丘の殺人事件:
    雑木林を出ると、彼は更に腰掛の附近を思うままに調べて見ようと思ったが、最前からその近くにうろうろしている平服の刑事が、怪訝らしく彼の挙動を見守っていたので、足早に其処を去った。
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  • 1924, 宮本百合子, 伸子:
    訝りつつ瞳がなごむ。
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  • 1924, 宮本百合子, 古き小画:
    彼は、さっと蒼白くなった顔の中で、二つの光の失せた眼を瞠り、訝るように、傍に立っている、天につかえそうな背高い戦士を見上げた。
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  • 1931, 浜尾四郎, 殺人鬼:
    あつけにとられている私は、一人になつては仕方がないので、藤枝のふしぎな態度を訝りながらそのままうちに帰つたのであつた。
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  • 1932, 魯迅, 不周山:
    「おやあ!」彼女は訝りかつ怖れて叫んだが、その膚には粟が生じ、毛虫にでも触ったようである。
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  • 1932, 魯迅, 阿Q正伝:
    「誰だ?」阿Qは更に訝った
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  • 1932, 豊島与志雄, :
    わきから見たら、何が面白いのかと訝られるに違いない。
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  • 1934, 牧野信一, フアウスト:
    恰度娘は教会から出て来るところで、あのやうな美しい娘に僧侶は何を悔ひ改めさせたのか? と博士は訝ります。
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  • 1935, 豊島与志雄, 肉体:
    トキエは、私のそうした変化を訝りもせず、凡てを落付いた笑顔で受け容れていました。
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  • 1936, 海野十三, 深夜の市長:
    訝る折しも、何を思ったか洋装の少女はつと僕に近づいて、腕を捉えた。
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  • 1938, 豊島与志雄, 浅間噴火口:
    別所のことを云い出されても、李は訝る気色もなく、初めから分ってたもののような応対だった。
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  • 1938, 豊島与志雄, 在学理由:
    そんなことを矢杉が知ってるのを、李は訝りもせず、素直に答えた。
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  • 1940, 幸田露伴, 努力論:
    同一江海の朝と夕と相異なるが如きは、怪み訝るを要せぬことである。
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  • 1941, 原民喜, 雲雀病院:
    自分がこの女から奇妙な取扱を受けながら、それを拒絶する力がもう無くなつてゐるのを、纔かに訝るばかりであつた。
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  • 1946, 坂口安吾, 外套と青空:
    碁敵に事欠く場所ではないのであるから、太平はその特別の友情を一応訝るのであつたが、庄吉は太平の外の人々には目で挨拶を交すだけの友達すらも作らなかつた。
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  • 1947, 坂口安吾, 暗い青春:
    彼は訝るといふよりも、むしろ、けはしく私を睨んでゐた。
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  • 1948, 坂口安吾, 三十歳:
    私はたゞ、驚き、訝り、現実の苦痛や奇怪に混乱をつゞけ、深めていた。
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  • 1949, 木村荘八, 両国今昔:
    二十八や六では、絵の世界なんかでは、余程出来がよからうとも高々タチがいゝらしい、位に片付けられる駈け出しに過ぎないものを、からだの何所から何所までピチピチと張り切つた闘志満々の名寄が、右手をぐつと半円に大きく張つて、陣太刀を高々と捧げながら、双葉の土俵入りに随ふ昂然たる天下をとつたやうな顔を見ると、平素この人が、一体何を考へてゐるだらう、と訝らせるものがある。
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  • 1950, 久生十蘭, 新西遊記:
    自殺を企てて食餌を拒むものでも、水だけは飲まずにいられない人性の必然を利用するわけだが、当人は、こんなひどい目に逢いながらどうして死ねないのだろうと訝り、第三者は、こんな状態でよく生きていられるものだと驚嘆するのである。
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  • 1951, 原民喜, 死について:
    蟋蟀のやうに瘠せ衰へてゐる私は、これからさきどうして生きのびてゆけるのかと訝りながら、真暗な長い田舎路をよく一人とぼとぼ歩いた。
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  • 1958, 柳宗悦, 雑器の美:
    人々は不思議がるであらうが、その光は訝りの雲をいち早く消すであらう。
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