Citations:ぷかぷか

Japanese citations of ぷかぷか

• 1905, 夏目漱石, 吾輩は猫である:

  主人は「嘘をつけ」と腹の中で言ったまま、ぷかぷか煙草をふかす。

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• 1919, 牧野信一, 爪:

  金魚のやうに、ぷかぷかと煙を吸つては吹いて居る。

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• 1926, 佐左木俊郎, 土竜:

  その間に竜雄は、無雑作に、火をつけて、ぷかぷかと貪り吸った。

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• 1928, 林芙美子, 新版　放浪記:

  金もないくせに敷島をぷかぷかふかしていた。

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• 1931, 宮本百合子, ソヴェトの芝居:

  暖いぷかぷかな場席へ、所謂シークなパリの中流男女、金をつかいに来たアメリカ女が並んで、ソヴェトから買って来て骨をぬいた「アジアの嵐」を観ている。

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• 1937, 蘭郁二郎, 鱗粉:

  その断髪のあたまが、ぷかぷかと跳ねると、やがて、さっとしぶきを上げて、満々とした海に、若鮎のように、飛込んで行った。

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• 1939, 海野十三, 人造人間エフ氏:

  しきりに煙草をぷかぷかふかしながら、正太の話をきいていたが、たいへん熱心にみえた。

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• 1941, 海野十三, 大宇宙遠征隊:

  小食堂には、先におきた艇夫たちと、それから非番の艇夫たちが、卓をかこんで、さかんにぱくついたり、茶をがぶがぶのんだり、それから煙草をぷかぷかふかしたり、まるで場末の小食堂とかわらない風景だった。

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• 1946, 神西清, 灰色の眼の女:

  青年にとつてかうした人物は苦手なものだが、とにかくその面前で、しかもその倶楽部のサロンの重厚な空気に圧倒されながら、てれかくしに安煙草をしきりにぷかぷかやりながら十吉が受けた相談といふのは、手つとり早くいへばＪ国の商務館に勤める気はないかといふ話であつた。

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• 1947, 海野十三, 地獄の使者:

  そのとき広間では、誰も皆、煙草をぷかぷかふかして、すっかり緊張を解いていた。

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• 1949, 豊島与志雄, 牛乳と馬:

  沼の真中に落ちる雷はひどく、ダイナマイトを投げ込んだよりも大きな音がして、魚類がみなぷかぷか浮き上るとか。

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