Citations:捕獲

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Japanese citations of 捕獲

  • 1895, 坪井正五郎, コロボックル風俗考:
    或は海獸大魚を捕獲するに際しても用ゐられし事有る可きか。
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  • 1899, 泉鏡花, 黒百合:
    しかり、名も形も性質も知らないで、湿地の苔の中に隠れ生えて、虫を捕獲するのを発見した。
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  • 1901, 黒岩涙香, 幽霊塔:
    蓋を開くと共に、得も云えぬ香気が馥郁と立ち上った、是は宝と共に何か高貴な香料を詰めて有るのであろう、後世此の箱を開く我が子孫に厭な想いをさせまいと云う先祖の行き届いた注意らしく思われる、第一に目に附くは此の室の腰掛けを張って有ると同じ様な緋羅紗である、腰掛は全く色が褪めて居るけれど、箱の中のは猶だ燈立つ様に赤く見ゆる、此の緋羅紗を取り除くと下に一枚の板がある、之が中蓋であろう、此の中蓋の上に洋革紙を貼り附けて総目録と書いてある、先ず是を読んで見ると、箱の番号を一から十七まで記し、各番号の下に「金銀」だの「珠玉」だの「領地の献品」だのと云う文字がある、中には何年何月某国に対する戦勝の捕獲品と書いたのも一個あり、又美術品と記したのも有る、けれど一番多いのは金銀である、十七個のうち半分までは此の文字が見える。
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  • 1905, 夏目漱石, 吾輩は猫である:
    「是非共二三十羽の孔雀を捕獲致さざる可らずと存候。
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  • 1907, 寺田寅彦, 話の種:
    鳥の捕獲が盛んになればますます羽毛が安くなり使用高が次第に増して結局は鳥の種類が絶えるようになるだろうと云っている。
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  • 1918, 有島武郎, 生まれいずる悩み:
    こうして岩内じゅうの漁夫たちが一生懸命に捕獲して来た魚はまたたくうちにさらわれてしまって、墨のように煙突から煙を吐く怪物のような会社の製造所へと運ばれて行く。
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  • 1924, 桑原隲藏, 支那人間に於ける食人肉の風習:
    所が一日弟の趙禮が、馬武といふ盜賊の頭目の手に捕獲された。
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  • 1927, 芥川龍之介, 河童:
    それは我々人間が河童を捕獲することよりもずつと河童が人間を捕獲することが多い為でせう。
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  • 1930, 中山太郎, 獅子舞雑考:
    鯨や猪や鮭の供養塔は、これと違い沢山捕獲して、その生命を断ったために、建てて冥福を祈るというものである。
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  • 1931, 喜田貞吉, 奥羽地方のシシ踊りと鹿供養:
    古代野獣肉が普通に食用に供せられた時代において、猪鹿が最も多く捕獲せられ、したがって食膳に供せられるものは、主として猪の宍、鹿の宍であった、かくてその称呼が世人の口に、耳に親しくなった結果として、遂にそれがただちに猪または鹿そのものの名称の如くに用いられる様になったのである。
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  • 1932, 岡本綺堂, :
    将軍家の例として、毎年の冬から春にかけて鷹狩が催されるのであるが、その鷹場付近に大鷲が徘徊して、種々の野鳥をつかみ去られては、折角の鷹狩の獲物を失うばかりか、無事の野鳥も四方へ逃げ散るおそれがあるので、前以ってかれらを捕獲し、あるいは駆逐するのである。
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  • 1933, 戸坂潤, 社会時評:
    併し犬殺しは巡査立ち合いの上で犬を捕獲して歩くのだから、その行為はあくまで合法的なもので仮にその合法性の根拠が、本当に狂犬病予防のためなのかそれとも犬殺し稼業の保護のためなのかハッキリしないにしても、とに角合法的である以上、子供などにどんなに残忍な印象を与えようとも構わない筈だと私は信じている。
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  • 1934, 海野十三, :
    あの蠅を捕獲して、六本の脚と一個の口吻とに異物が附着しているかいないかを、顕微鏡の下に調べる。
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  • 1935, 夢野久作, ドグラ・マグラ:
    而して此の如き生物、もしくは擬生物体飜弄の心理は、吾々人類の祖先が、その野蛮蒙昧時代に於て獲物、もしくは敵手を征服捕獲し、又は斃し得たる際の満悦と勝利感の高潮によって、恰も現在の食肉禽獣、虫類間に遺伝残存しおるが如き獲物飜弄の高等なるものを行いたる習性が変形遺伝せしもの(敵手の首級を投げ上げ投げ上げ歓喜したる史実厳存す。
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  • 1937, 三澤勝衛, 自力更生より自然力更生へ:
    でありますから、その一坪へ送られる熱量をわれわれが完全に捕獲いたしますれば、すなわち、それができますれば、一坪に対して三人ずつの人が生活でき得るわけでございます。
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  • 1943, 徳永直, 光をかかぐる人々:
    英佛の艦隊はプーチヤチンの「デイヤナ號」および乘組の兵員を捕獲しようと、安政二年の三月五日と十一日には、佛艦「ポーテアン」が大砲六門をならべて、下田沖合に出現したし、同じ十二日には、箱館に三隻の英艦があらはれて、大砲四十門をならべて、プーチヤチンの歸航を待ち伏せてゐた。
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  • 1944, 太宰治, 津軽:
    さうして海浜のすぐ近くに網がいくつも立てられてゐて、蟹をはじめ、イカ、カレヒ、サバ、イワシ、鱈、アンカウ、さまざまの魚が四季を通じて容易に捕獲できる様子である。
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  • 1948, 石川三四郎, :
    決行の列車が王子驛に着くと直ぐに警察官が出張し、間もなく兄達四人の同志は捕獲され、下手者もその日の内に捕へられました。
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  • 1959, 北大路魯山人, 山椒魚:
    山椒魚を食うのは、決して悪食ではないが、ご承知のように山椒魚は、保護動物として捕獲を禁止されている上に、どこにもいるというものでないから、滅多に人の口に入らない。
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